2016年NHK大河ドラマ「真田丸」

「真田丸」大谷刑部と三成の友情は…愛之助「涙なしで語れない」

[ 2016年9月4日 05:30 ]

大谷吉継(右)と石田三成(左)の友情の行方は…(C)NHK
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 歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)がNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で豊臣家の重臣・大谷吉継を熱演している。4日放送の第35話「犬伏」は真田家が生き残りをかけ、袂(たもと)を分かつことになる有名なエピソード「犬伏の別れ」を描くが、吉継と石田三成(山本耕史)の“友情”の行方にも注目が集まる。

 8月21日放送の第33話「動乱」。三成は徳川家康(内野聖陽)を討つため、伏見城下の徳川屋敷を急襲することを決意。吉継にも「お体を案じ、敢えて今まで声を掛けませんでした。だが、持つべきものはやはり友」と助太刀を願うが、吉継は徳川屋敷へ。「気でも触れたか」と驚く三成に、吉継は「お主は間違っておる」と諫め、2人の会談は物別れに終わった。

 三成役の山本耕史(39)とは約10年ぶりの共演。山本が土方歳三、愛之助が榎本武揚を演じ、三谷幸喜氏(55)が脚本を手掛けた同局ドラマ「新選組!!土方歳三 最期の一日」(2006年)以来となった。

 「『同窓会みたいで懐かしいね』と話しました。あれからお互い、それぞれ事情も変わって、その間に起こった楽しいことを話せるみたいな感じでしたね。何年も会っていなかったんですが、昨日まで会っていたかのように自然に話せました」と久々の共演に笑顔がこぼれた。

 固い絆で結ばれた吉継と三成。その熱い友情に“萌える”歴史好きの女性が続出しているという。それを聞いた愛之助は「きのう(山本)耕史くんと抱き合う、みたいなシーンを撮ったんですよ」と“萌えシーン”の登場を予告した。

 三成と家康の対立は激化の一途をたどり、8月28日放送の第34話「挙兵」で物語は関ヶ原の戦いへと大きく舵を切った。病を抱えながらも“盟友”三成とともに西軍の一員として戦った吉継。2人のクライマックスはどう描かれるのか。愛之助は「ただただ仲が良いという関係ではなく、一つ違った感じの男の友情の世界。涙なしでは語れないと思います」と見どころを語った。

 社会現象を巻き起こしたTBSドラマ「半沢直樹」(2013年7月クール)で、オネエ言葉の金融庁検査官・黒崎を演じてブレーク。今回は本職の歌舞伎公演を初めてしばらく休み、撮影に専念した。

 朝廷から与えられた刑部(ぎょうぶ)少輔の官位から“大谷刑部”の通称で知られる吉継。「忠義の人というイメージを持っていた」というが、役作りの段階においては人物像をつかめなかったと明かす。

 「大谷刑部に関する本をいろいろと読ませていただいたんですが、ほとんど他の人物のことばかり書いてあって刑部のことは少ししか書かれていませんでした。語り継がれるようなことをしたわけではなく、伝説的なことばかりが残っていて。それも本当かどうか定かではないと…。どれが事実なのか分からなくなりましたね」

 謎に包まれた大谷吉継という人物。愛之助は「これはもう台本を読むしかないなと思いました」と三谷氏の脚本に身をゆだねた。すると、今作で描かれた吉継は、物事を冷静沈着に見極め、真田信繁(堺雅人)や三成に進言する物語きっての“人格者”だった。

 その人格者ぶりは、演じる本人も「良い人すぎて不安でした」と語るほど。「非常に良い人で、物事を俯瞰して見ることのできる人物ですよね。堺(雅人)さんとも話したんですよ。『良い人すぎて困るよね』と。このまま何事もなく『そうだな、そうだな』と言うばかりで、そのまま死んでいくのかなと思いました」と笑う。

 実在した人物を演じる時には、必ずその人物のお墓参りに行くのが愛之助の信念。今回も撮影が始まる前に、関ケ原にある吉継の墓を訪れた。「敬意を示すという意味でも、仕事ではなくプライベートで行きました。(関ヶ原の)見晴らしの良い場所に立った時には、この風景をどういう思いで見つめていたのかなとか、怖かったのかなとか、いろいろ思いが頭の中を巡りましたね。でも、それですごくホッとしたというか、胸につかえていたものが取れて『よし。これで務められる』という思いになりました」と振り返った。

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