渡哲也、新CM撮影で仕事復帰 吉永小百合に映画共演“ラブコール”

[ 2017年10月1日 05:30 ]

松竹梅のCM撮影に臨んだ渡哲也と吉永小百合
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 俳優渡哲也(75)が30日、都内で宝酒造の清酒「上撰松竹梅」のCM撮影を行った。持病の呼吸器疾患のため、仕事をセーブしているが、顔色も良く、晴れやかな笑顔で、女優・吉永小百合(72)とともにカメラに向かった。

 仕事の現場は、今年6月7日に行われたNHKBSプレミアム「日本人が最も愛した男・石原裕次郎」のインタビュー収録以来。「皆さん、(渡自身は)病人のイメージでしょ?」と報道陣に冗談を飛ばしながら「週に3回、ストレッチなどのリハビリをしています。食欲もありますよ」と回復ぶりをアピールした。

 松竹梅のCMは石原裕次郎さん(1987年死去、享年52)から引き継いで30年目。吉永とは昨年8月に行った撮影でも共演。渡は「年相応の美しさを保たれている」と吉永のたたずまいを絶賛。今後の映画共演も呼びかけ「最後の1本くらいはお付き合いしていただきたい。大ラブシーンをやりましょう」と文字通り“ラブコール”を送った。

 2人は過去9本の映画で共演。銀幕での強力タッグが実現すれば、「長崎ぶらぶら節」(2000年公開)で恋人役を演じて以来となる。吉永も「“黄昏(たそがれ)”のような老夫婦を描く、落ち着いた大人の恋愛作品ができればいいですね」と、1981年の米映画の名作を引き合いに出し、渡の思いに応えた。一方で「(渡が所属する)石原プロさんの作品としてはふさわしくないかも」とも語り、渡と笑い合った。

 他界してから30年となる裕次郎さんについて聞かれた渡は約15秒口元をキュッと閉じた後「52歳で亡くなったわけですから。裕次郎さんのことを考えると、今も何も言えなくなります」と言葉を絞り出した。新CMは今年12月25日から放送される。

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