稲川淳二“怪談オリンピック”を初開催 世界5大陸代表が母国の怖い話を競う

[ 2016年6月18日 10:30 ]

ド迫力で怪談を話す稲川淳二

 タレント稲川淳二(68)が世界の怪談を集めた“怪談オリンピック”を初開催する。「第1回怪談ワールド・グランプリ」と銘打ち、日本記念日協会から「怪談の日」に制定された8月13日に“サブカルチャーの聖地”東京・秋葉原で行う。

 主催者によれば、アジア、北米、南米、欧州、アフリカの世界5大陸からそれぞれ参加者を人選中。開催日がリオ五輪期間中ということもあり、ブラジルや五輪発祥の地ギリシャの出身者をリストアップ。このほか、米国、中国、アフリカ諸国から来た在日外国人の参加を見込む。稲川の公式サイトで一般公募も行う。

 主催者は内容について「和服姿で、母国に伝わるとっておきの怖い話を披露してもらう。その中から審査委員長の稲川さんが優勝者を決める」と説明。所要時間は各5分程度を想定。優勝者には人魂形の金メダルが贈られる。

 アイデアの発端は稲川自身の五輪への思い入れ。1964年(昭39)の東京五輪開会式を旧国立競技場で見て「ブルーインパルスが空中に五輪を描く姿。感動的で誇らしかったなあ」と回想。「怪談の日」に合わせて毎年イベントを行っており、今年は五輪期間に重なることから「怪談で世界をつなぐ」企画が持ち上がった。

 怪談オリンピックとは別に“とっておきの話”を披露するという稲川は「恐怖は万国共通の感情」と述べ「怖い話の場合、はっきり言葉が聞こえるより、なまりがあって輪郭がぼけた方が怖さが増す。外国人が日本語でどんな怪談を披露するか。今までにないような体験ができると思う」と強調。未知なる「KAIDAN」との出合いに胸を高鳴らせている。

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2016年6月18日のニュース