開場式では菊五郎ら「寿式三番叟」小泉元首相、五木ひろしら来場

[ 2013年3月28日 06:00 ]

 歌舞伎座では27日、関係者を招待して開場式が行われた。

 真新しい舞台で、開場を告げる「一番太鼓」が打ち鳴らされた後、尾上菊五郎(70)、松本幸四郎(70)、中村梅玉(66)がお祝いの舞踊「寿式三番叟(さんばそう)」を披露。舞台の寸法は先代歌舞伎座と同じだが、舞台を上下に動かす「セリ」は、従来の3つに加えて「大ゼリ」(縦4、横12メートル)を新設。大道具などの出し入れが容易になり、演出の幅が広がった。

 また、富士山などの風景をデザインした4枚の新しい緞帳(どんちょう)も披露され、俳優99人と松竹幹部が舞台に集合。全員が菊五郎の音頭で手締めをした。

 ◇主な参加者 中村時蔵、中村福助、中村橋之助、市川染五郎、市川海老蔵、市川猿之助、片岡愛之助、尾上菊之助、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、市川中車

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