中島両親 必死のサポートも続く苦悩…復帰「もう少し待っていて」

[ 2013年3月28日 09:15 ]

洗脳騒動の渦中にあった「オセロ」中島知子=2009年9月撮影

 洗脳騒動と家賃滞納問題を起こし、体調が心配されているお笑いコンビ「オセロ」の中島知子(41)が27日、自身の状況や今後について初めて語った。療養していた都内の施設から退院したところを直撃。中島に付き添った両親は娘の体調を気遣い「そっとしておいてください」と繰り返した。

 中島が芸能界復帰に意欲を見せると、母親は「もう少し待っていてください」と力を込めた。“もう少し”の言葉には、早期復帰を望む娘の心情をはかりながらも、決して容易ではないことを案じる親心がうかがえた。

 両親にとって長い闘いが続いている。娘の異常に気付いたのは3~4年前。10年秋に祖母が亡くなった際に葬式に出ず、身内の結婚式も出席しなかった。自宅マンションの家賃滞納を始めた一昨年夏、人身保護請求を裁判所に申請。女性と離れるよう説得したが、入院中に携帯電話で連絡を取られてしまい、失敗した。その後も中島は、家賃滞納で部屋の明け渡しを求めた不動産管理会社に対し「警察に“退去してはいけない”と言われた。警視総監と話している」などと不可解な主張をしていたとされる。

 問題が急展開したのは昨年2月。部屋の明け渡しと滞納家賃の支払いを命じる民事訴訟の判決を受け、父親が関係者とともに中島宅を訪れ、女性から再び離れさせることに成功した。

 治療は、オウム真理教幹部や信者の脱洗脳を手掛けたことで知られる脳機能学者の苫米地英人氏に依頼。昨年11月にマインドコントロールから解放されたと判断されたが、今年になって再び施設に入院していた。

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2013年3月28日のニュース