ゆきりん「薩摩大使」さしこら「全国の全大使に負けたくない」

[ 2012年7月18日 06:00 ]

大島紬を着て記念撮影する柏木由紀

 13日に初のソロライブを成功させ、ソロデビューも決まったAKB48・柏木由紀(21)が17日、地元・鹿児島に凱旋した。県の魅力をPRする「薩摩大使」を務めることになり、県庁で伊藤祐一郎知事(64)から委嘱状を受け取った柏木は「ここで15年育った自分が鹿児島をアピールする立場になれて光栄」と感慨無量の表情を見せた。

 緊張し切っていた。県庁の知事室で、伊藤知事と対面。ふだんはメンバーの中でも口数が多い方の柏木がいつになく無口だった。知事から「A・K・Bは“ありがとう・鹿児島の・物産”の略としてPRしてください」と注文を受けると、神妙な表情で「これから広めてゆきます」と答えた。

 県庁に入ったのは小学校の社会科見学以来で、知事との一対一の会話は初体験。AKBでは指原莉乃(19)が大分市観光大使を務めているが、都道府県の大使に就任するのはメンバー初だ。

 指原へのライバル意識を問うと「全国の全大使に負けたくない」と強調。その戦略として「これからは事あるごとにまず“鹿児島”と言います。メンバーにも広めたい。私と同年代の子だと、鹿児島のおいしい食べ物に興味があると思うので」と語った。

 フレンチ・キスの新曲「ロマンス・プライバシー」(きょう18日発売)のカップリングとして柏木がソロで歌う「火山灰」にも故郷への思いが詰まっている。総合プロデューサー・秋元康氏(56)が柏木の胸の内を代弁して作詞したもので「これから大切に歌っていきたい」と話した。

 この日午前、鹿児島市内のホテルで、大島紬(つむぎ)を着て、桜島を背景に県のポスターを撮影。夜には市内のホールで「ロマンス・プライバシー」予約購入者を対象に、柏木にとって鹿児島で初めての握手会を開いた。

 故郷に錦を飾った?との問いには「まだ飾っていません。きょうは“これから頑張ります”という報告。鹿児島で、AKB・チームB、フレンチ・キス、ソロとしてライブをやりたい」と目標を掲げた。

 ◇主な有名人の県観光大使

 ▼ウド鈴木(タレント) 山形特命観光大使

 ▼サンドウィッチマン(お笑いコンビ) みやぎ夢大使。歌手の中村雅俊、脚本家の宮藤官九郎らも

 ▼U字工事(お笑いコンビ) とちぎ未来大使

 ▼西川貴教(歌手) 滋賀ふるさと観光大使

 ▼坂本冬美(歌手) 和歌山県の県ふるさと大使。タレントの岡本玲が「わかやまパンダ大使」を務める

 ▼有吉弘行(タレント) 広島県観光大使

 ▼白鵬(横綱) 夫人の故郷である徳島県の阿波とくしま観光大使

 ▼要潤(俳優) 香川県の「うどん県副知事」の肩書

 ▼スザンヌ(タレント) 熊本県の宣伝部長。ゆるきゃらの「くまモン」は営業部長

 ▼斉藤慶子(女優) みやざき夢大使。俳優の堺雅人、東国原英夫元知事らも

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