ガガ“ラムちゃんヘア”で「マタ会イマショウ」

離日を前にポーズをとるレディー・ガガ

　来日中に旋風を巻き起こした米歌手レディー・ガガ（２５）が１日午後５時すぎ、羽田空港発のプライベートジェット機で次の訪問国の台湾へ向かった。

　午後４時４０分ごろ、出発ゲートに登場。緑色のウイッグをつけ、アニメ「うる星やつら」の主人公ラムちゃん風に。トレードマークの超ハイヒールの黒いブーツで歩き、免税店の店員に「ハ～イ」と声をかけるなど上機嫌。自身のメッセージをプリントしたユニクロの震災支援チャリティーＴシャツを着て、袖はガガ仕様にカットしていた。

　報道陣には「オハヨ～」と日本語であいさつ。滞在の感想を「ワンダフル」と表現し、何度も「Ｉ　ｍｉｓｓ　ｙｏｕ（寂しいわ）」と繰り返した。「これを買うと日本を救うことができるわ」とＴシャツをＰＲすると、ファッションショーのように１回転してカメラマンにポーズ。「マタ会イマショウ。アリガトウ、愛シテマース」と笑顔で手を振りながら、駐機場へ向かうバスへ乗り込んだ。その直後、バスから降りて大きく手を振り、最後まで徹底したサービスぶりだった。

　１１日間の滞在中は震災の復興支援ライブに出演したほか、テレビ朝日「徹子の部屋」、フジテレビ「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」など、テレビ１３番組の収録や取材をこなした。途中、チャリティーをめぐり、収益の一部を着服したとして米国の弁護士が提訴、ガガ側が否定する一幕もあった。

　関係者によると、「世界ツアーをやりたい」と話しているといい、来年早々にも来日公演を開催する計画が進んでいる。

　＜菅首相、感謝のバラ贈っていた＞菅直人首相がガガに、震災に対する支援への感謝を込めて花を贈っていた。６月３０日夜、ガガが宿泊していたホテルにバラと謝意を伝えるメッセージを贈った。ガガのファンを意味する「リトルモンスター」を使い「あなたのリトルモンスター　菅直人」と英語で書かれている。ガガのツイッターには、このバラの画像とともに「自分のキャリアの中で最も格別な瞬間だ。この名誉をありがとう」とのメッセージを掲載した。