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亀田3兄弟のいとこ・京之介 判定で新人王逃し涙「ギリ勝ったかなと…」

[ 2019年12月23日 05:30 ]

第66回全日本新人王決定戦 ( 2019年12月22日    東京・後楽園ホール )

全日本新人王の(前列左から)ミニマム級・森、ライトフライ級・表、フライ級・中村、Sフライ級・目黒、バンタム級・中西、Sバンタム級・津川(後列左から)フェザー級・前田、Sフェザー級・谷口、ライト級・斎藤、Sライト級・本多、ウエルター級・安井、ミドル級・湯沢(撮影・島崎 忠彦)
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 ボクシングの第66回全日本新人王決定戦は22日、東京・後楽園ホールで行われ、協栄ジムの休会騒動に揺れた亀田3兄弟のいとこ、亀田京之介(21=花形)は前田稔輝(23=グリーンツダ)に1―2で判定負けし、フェザー級新人王を逃した。最優秀選手賞(MVP)はスーパーライト級の本多航大(20=川崎新田)、技能賞はバンタム級の中西寛多郎(18=HKスポーツ)、敢闘賞は京之介を下した前田が獲得した。

 <フェザー級> 京之介が判定に泣いた。敗戦が告げられると、うずくまり、キャンバスを叩いて悔しがった。「ギリ勝ったかなと思ったんですが…相手も強かった」。協栄ジムの休会で移籍を余儀なくさせられ、2週間前には右肋骨を骨折したが「自分が駄目だっただけ」と言い訳にしなかった。今後については「今は休みたい。どうなるか分からない。ゆっくり考える」と話すにとどめた。

 <スーパーライト級> 12階級で唯一KO勝ちした20歳の本多がMVPに輝いた。2回に2度倒されながら3回にダウンを奪い返し、4回にも倒して逆転KO。表彰式後に対戦相手の藤田とリング上で抱き合い「藤田選手あってのMVP」と感謝した。新潟市の高校をやめ、ボクシング部の恩師の縁を頼って川崎新田ジムからプロデビュー。「ボクシングだけは続けたかった。MVPは宝物になりそうです」とはにかんだ。

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2019年12月23日のニュース