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井上尚弥 3団体統一に意欲 WBO王者カシメロと「統一戦やりたい」

[ 2019年12月23日 13:27 ]

<報知プロスポーツ大賞>来季の抱負を書いたボードを手に笑顔の井上 撮影・白鳥 佳樹)
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 WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(26=大橋)が都内のホテルで行われた報知プロスポーツ大賞の表彰式に出席した。2年連続でボクシング部門の大賞を受賞した井上は「ボクシングでのパフォーマンスが評価されたと認識している」と笑顔。来年の目標としてパネルには「進出」の文字を記した。

 米プロモート大手トップランク社と契約し、来年は本格的に米国進出を果たす。初戦は4月、ラスベガスを予定。そこへ向けた調整プランもほぼ固まった。1月中旬から下旬にスパーリングを再開。2月にグアムで走り込み合宿を行い、試合1カ月前にはラスベガス入りするという。

 「家族みんなで大移動します。(滞在が)延びる分には構わないけど、1カ月を切ることはないですね」

 これまでの海外の試合では10日ほど前に現地入りしていたが、今後は現地に長期滞在し、スパーリングを含めた調整を行う計画だ。

 不安材料は今月9日に誕生したばかりの長女が一緒に渡米できるかという点。井上は「家族全員で行けないなら(現地調整は)10日間。淋しいので」と話した。

 対戦相手についてはWBO王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)、IBF1位のマイケル・ダスマリナス(27=フィリピン)らが候補に挙がっている中、井上本人は「個人的な希望」と前置きした上でカシメロを指名。「カシメロに興味があるというより、統一戦がやりたい。あと何試合バンタム級でやれるか分からないので」と、3団体統一に意欲を示した。

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2019年12月23日のニュース