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内山高志氏が見た井岡戦 パワーの差で明暗…足りなかった一発一発の強さ

[ 2018年12月31日 21:41 ]

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦   ○ドニー・ニエテス(フィリピン) 判定2―1 井岡一翔(日本)● ( 2018年12月31日    マカオ・ウィンパレス )

判定負けで世界4階級制覇を逃し、肩を落として引き揚げる井岡一翔
Photo By 共同

 井岡一翔が4階級制覇を逃した試合を現地でテレビ解説した元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏は「自分は井岡が勝ったと思ったが、パワー面では差があった。その印象かな」と振り返った。

 ジャッジの採点は1人が118―110でニエテスにつけ、残り2人は116―112でそれぞれ井岡とニエテスに分かれた。内山氏は「ジャッジによって採点が変わる試合」と語り、「(井岡に)足りなかったのは一発一発の強さ。(内山氏が経理するフィットネスジムでの)練習を見ていても一撃をガンガンやる部分が少し足りなかったと思う。ブロックされても、その上からでもドーンと入れれば、当たった時のイメージは変わると思う」と分析した。

 内山氏は井岡のスーパーフライ級での適性について「体格やパワーはこれから強化していけるので問題ない。よくやったし、続けてほしい」とコメント。「鍛えるならKODLABで」と、ジョーク交じりで11月に東京・四谷にオープンした自身のフィットネスジムを勧めた。

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