井上尚Ｖ２に大橋会長「ただ者じゃない」具志堅氏「もっと強くなる」

２度目の防衛を果たし声援に応える井上尚弥

ＷＢＯ世界スーパーフライ級タイトルマッチ１２回戦 王者・井上尚弥―同級１位ダビド・カルモナ

（5月8日 東京・有明コロシアム）
　ＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井上尚弥（大橋）が判定勝ちで２度目の防衛に成功した。

　▼大橋ジム・大橋秀行会長の話　井上尚は１回か２回で終わると思った。（拳に）異常が発生しても最後、ダウンを取って手を出したのは、ただ者じゃない。

　▼具志堅用高氏（元世界ライトフライ級王者）の話　井上尚のまた強いボクシングを見せてもらった。ＷＢＯの審判は止めない。（ダウンさせた最終回は）ＫＯでも良かった。もっともっと強いボクサーになる。

　▼村田諒太の話　井上尚は途中で手を痛めていた。それだけ。あとは言うことがない。完璧な選手。八重樫先輩は減量がきつそうなイメージがした。序盤の足の動きがいつもと違った。

　▼浜田剛史氏（元世界スーパーライト級王者）の話　井上尚は相手に研究されてＫＯ勝ちできなかったが、最後にダウンを奪ったのは大きい。今後を考えると、いい勉強になっただろう。八重樫はどれだけ打たれなくするかが重要になる。