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JBC立ち会わず当日計量 使用グローブでもトラブル

[ 2013年9月3日 22:20 ]

 4月に日本で公認された国際ボクシング連盟(IBF)の国内初開催の世界戦で3日、計量やグローブ使用のルールをめぐる混乱が相次いだ。

 IBF規則では試合当日に制限体重より10ポンド(約4・5キロ)を超えてはならないとの条項がある。スーパーフライ級王座決定戦の当日計量は1日のルール会議で午前10時から行うと確認されたが、主管する日本ボクシングコミッション(JBC)に知らされないまま、時間を変更して非公開で実施された。

 来日したIBFのピープルズ会長によると、どちらかの選手が望めば2時間前に変更できる内規があり、両者合意のもとで午前8時に行った。この内規をJBCは認知していなかった。計量は亀田大毅、ゲレロとも、ぎりぎりの125ポンド(56・7キロ)でパスした。

 使用グローブでは両陣営がもめた。JBCが支給する日本製を調印式の際に確認したが、試合前日にゲレロ側が別のグローブ使用を申し出たため、亀田陣営が抗議した。契約書に「お互いが好きなグローブを使ってよい」との項目があるとゲレロ側が主張したものの、最終的には双方が合意して両者とも日本製で闘った。

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2013年9月3日のニュース