大毅　うれし泣き「仲間入りできてほんまにうれしいですね」

２回、亀田大（右）は右を繰り出す

プロボクシング　ＩＢＦ世界スーパーフライ級王座決定戦１２回戦 亀田大毅　判定　ロドリコ・ゲレロ

（9月3日 高松・サンメッセ香川）
　亀田３兄弟の次兄・大毅がうれし涙を流した。ＷＢＡ世界フライ級王座に続く２階級制覇。加えてＷＢＡ世界バンタム級王者の兄・興毅、ＷＢＯ世界バンタム級王者の弟・和毅に続き３兄弟が同時期に世界王者となる偉業の大トリを務めた。

　「仲間入りできてほんまにうれしいですね。これで世界一の３兄弟になれた」

　すでに８月１日に和毅が世界王座を初獲得し、３兄弟世界王者は達成された。その瞬間、亀田家のこだわりはさらに上をいく同時世界王者に変わった。

　大毅はＷＢＡ世界フライ級王座返上後の１１年１２月にＷＢＡ世界スーパーフライ級王者テーパリットに判定負けし“無冠”が続いていた。

　「前回の試合で作戦通りにできんくて、自分の気持ちだけで突っ走って負けてもうた。今回もずっと（作戦を）言われてたんで、それを実行して勝つことができた。みんなのおかげ」と最後まで涙声が止まらなかった。