巨人・山崎伊織 8回途中1失点好投も5勝目ならず 0―0の7回、田中にプロ1号ソロ被弾

[ 2024年5月21日 21:02 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2024年5月21日    東京D )

<巨・中>7回、中日に1点を許した山崎伊 (撮影・西川祐介)
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 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が21日の中日戦(東京D)で今季8度目の先発登板。8回途中5安打1失点の好投も打線の援護に恵まれず、今季5勝目を逃した。

 高橋宏との投げ合いで6回まで0―0のまま試合が進行。だが、7回だった。山崎伊が7番・田中にカウント1―1から投じた3球目、内角高めカットボールを左翼スタンドぎりぎりに放り込まれた。

 スタンドインした瞬間にはマウンドで驚いた表情も浮かべた“中日キラー”。前回中日と対戦した7日(バンテリンD)には三塁も踏ませず、9回4安打でプロ2度目の完封勝利。中日戦は試合前まで通算5勝0敗で、15回1/3連続無失点中だったが、21回2/3で途切れた。

 山崎伊は2022年3月26日の中日戦(東京ドーム)で投手の勝野に一発を浴びているが、中日の野手に本塁打されるのはこれが初。プロ2年目の田中はこれがプロ通算136打席目での初本塁打だった。

 それでもその裏、先頭・丸がこの試合3安打目となる遊撃への内野安打を放ち、代走・重信が二盗に成功。立岡の犠打で三塁に進むと、吉川の中犠飛で追いつき、試合は1―1の振り出しに戻った。

 7回まで92球を投げていた山崎伊だったが、そのまま8回のマウンドへ。

 だが、2死走者なしから細川、ビシエドの4、5番に連続四球を与えたところで阿部監督がマウンドに向かって投手交代。2番手左腕・高梨が岡林を投ゴロに仕留める見事な火消しぶりで得点は許さなかった。

 山崎伊の投球内容は7回2/3で打者32人に対して111球を投げ、5安打1失点。3三振を奪い、与えた四球が4つ、死球が1つ、直球の最速は151キロだった。

 なお、山崎伊に勝敗は付かない。

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