ブルージェイズ・菊池雄星 メジャー自身最多投球回到達も、11勝目ならず 4回9安打3失点

[ 2023年9月25日 03:22 ]

ア・リーグ   ブルージェイズーレイズ ( 2023年9月24日    セントピーターズバーグ )

レイズ戦に先発したブルージェイズ・菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が24日(日本時間25日)、敵地でのレイズ戦に先発。本来の投球を披露することができず、4回9安打3失点で降板。今季の投球回数は162回2/3となり、メジャー5年目で最多の数字となったが、自身の白星にはつながらず。11勝目の権利を得ることはできず、マウンドを降りた。

 初回、先頭打者から連打を浴びるなど計4本の単打を許して2点を失った。味方が直後の2回に2死から一挙5得点で逆転したが、本来の投球はなかなか戻らなかった。

 2回は8番・ピント、9番・ウォールズを連続三振。初回から4者連続三振を記録するなど3者凡退で終えたが、3、4回とも先頭打者を出塁させ、4回には1失点。この回限りで降板した。

 前回登板の19日(同20日)のヤンキース戦では5回0/3を4安打1失点。メジャーでは自身初となる2桁10勝目を挙げた。8試合ぶりの白星に「時間がかかりましたからね」と笑みを見せつつ「家族とか、トレーナーとか、通訳とか、一緒に悩んで、一緒に戦って、やっと辿り着いたので、まだまだここが天井だとは思っていないですけど、1つみんなで喜べるというのは嬉しいですね」と喜びと、今後に向けての思いを口にしていた。

 前回登板時は「左上部僧帽筋のけいれん」のため、6回途中で降板。状態が心配されたが、何事もなく中4日でマウンドに立った。チームはアストロズ、マリナーズと激しいワイルドカード争いを繰り広げている。負けられない戦いの中、必死で腕を振ったが、自らの白星につながる投球はできなかった。

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