広島・堂林は山本浩二になれる　新井監督が大きく期待する理由「彼は素晴らしいものを持っている」

セ・リーグ   広島7－3巨人 （ 2023年9月23日    東京D ）

＜巨・広＞2回、堂林は先制ソロを放つ　（撮影・西川祐介）
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　広島は23日の巨人との最終戦に計4本塁打で打ち勝ち、貯金10に戻した。5年ぶりのAクラス入りへ王手となり、24日にもCS進出が決まる可能性が出てきた。

　試合は2回、堂林の先制12号ソロで幕を開けた。菅野の外角カットボールをとらえて、右中間席へ運ぶ12号ソロ。「しっかり捉えることができました」と手応えを口にした。12号は、自己最多の14本塁打（12、20年）に迫る好調さで、4番としての貫禄を見せた。

　試合後「今日もナイスバッティングだったよね」と切り出した新井監督は、打線の火付け役となった4番の一振りに「彼もずっと結果を出していますし、見ていても中心にいても据わりがいいというか、彼は素晴らしいものを持っている」と評価。打率・295まで浮上し、規定打席未到達ながらも、自身最高のシーズンになりそうだ。

　さらに同監督は「あの（山本）浩二さんでも30歳ぐらいからバッといったので、彼にとっては飛躍する1年になるんじゃないかなと思います」と、32歳の堂林についても太鼓判。今後の成長曲線を期待していた。