楽天・浅村 2戦連続マルチ安打!CS射程打 3連勝で3位ソフトBに2差接近

[ 2023年8月28日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7―1ソフトバンク ( 2023年8月27日    楽天モバイル )

<楽・ソ>4回、適時打を放つ浅村(撮影・村上 大輔)
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 6月25日には、3位・オリックスに11ゲーム差の最下位だった。楽天が2カ月で3位に2ゲーム差まで接近。「7月は数字的に遠いと思っていた」と振り返ったのは浅村だった。

 連勝して迎えた、3位・ソフトバンクとの直接対決3連戦の第3R。打線を活性化させたのは4番・浅村だった。2回先頭で左越え二塁打。岡島の左前適時打で先制のホームを踏むと、4―1の4回1死満塁からは中前適時打を放った。13安打7得点の打線を引っ張る2戦連続マルチ安打。ソフトバンク戦での3連勝を導き「みんな勝ちたい気持ちでやってきたからこそ、このゲーム差まで追い詰められた…。ただ現実的な数字になったここからが一番、大事なんで」と再び気持ちを引き締めた。

 前日、中日・大島が2000安打を達成。平成2年、90年生まれの32歳の浅村は、これで平成生まれでは最多の通算1816安打で、現役では7位となった。あと184安打の大台には「まだ2000安打は現実的に見えていない。毎日毎日積み重ねの数字ですけど、意識するところまでは、まず行きたい」と言った。CS圏内を目指し、勝利につながる一打を積み重ねていくだけだ。

 残り31試合。今年から就任した主将は「2ゲーム差だろうが、何ゲーム差でも。最後にいい順位に上り詰められるように、チームを勝たせるように意識してやっていきたい」と前を向いた。セ、パ両リーグともに優勝マジックが点灯。これからが本番となる激しいCS争いを、浅村がさらに過熱させる。(伊藤 幸男)

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