ロッテが延長10回サヨナラ3連勝!安田が自身初劇的安打 8回ポランコ同点弾、石川慎吾は中前打デビュー

[ 2023年7月6日 22:23 ]

パ・リーグ   ロッテ7ー6西武 ( 2023年7月6日    東京D )

<ロ・西>10回2死二、三塁から安田が中前にサヨナラ打(撮影・長久保 豊)
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 ロッテがサヨナラ勝利で3連勝を決めた。グレゴリー・ポランコ外野手(31)が2点を追う8回に同点の9号2ラン。延長10回に安田が試合を決めた。これで西武戦は、1971年に9連勝して以来52年ぶりとなる8連勝となった。

 延長10回、安田が自身初のサヨナラ打を放った。2死二、三塁の場面で、相手6番手・佐々木が投じた2球目のツーシームを中前にはじき返した。喜びを爆発させながら一塁へ駆ける安田。三走・和田がサヨナラのホームを踏み激闘に終止符を打った。

 興奮気味の安田は、東京ドームでのヒーローインタビューで「野球人生で一番うれしいぐらい興奮しました」と歓喜の第一声。「自分で決めるしかない」という気持ちで打席に立った延長10回に自身初のサヨナラ安打を放ち「凄いうれしいです!」と満面の笑みを浮かべた。

 最後は真っ黒に染まった東京ドームのファンに「今日も最高の応援をありがとうございました!これからも優勝目指して頑張ります」と活躍を誓った。

 やはり東京ドームがよく似合う。4ー6と2点を追う8回だった。先頭の中村奨が中前打で出塁すると、打席に立ったポランコは、西武4番手・森脇が投じた2球目、127キロのフォークを完璧に捉えた。確信歩き。打球はあっという間に右翼席中段に突き刺さった。

 試合を振り出しに戻す会心の9号2ランに東京ドームを黒く染めたファンから大歓声が飛ぶ。笑顔のポランコは悠然とダイヤモンドを1周。チームトップの一撃に笑顔がはじけた。

 2死の茶谷の場面で代打に石川慎吾の名が告げられると、ポランコの一撃を超える大歓声。慣れ親しんだ東京ドームでの「ロッテのダイナマイト慎吾」第1打席で、見事に中前打を放った。ユニホームが間に合わず、大隣コーチのユニーホーム借りてあいさつ代わりの安打を放った石川は、笑顔満面でベンチの仲間とハイタッチを交わした。

 試合は初回に先発・小島が2点を失うも、すぐさま安田の一打で同点に追いつく、2回に再び勝ち越されるも、3回に山口が逆転8号2ランで試合をひっくり返す。しかし、小島が5回に同点に追いつかれ降板。7、8回に西村、鈴木昭がそれぞれ1点を失い嫌なムードが漂っていた。

 ▼ポランコ 甘い球が来たら絶対ホームラン打ってやると思って打席に入った。良いところで打てて良かったわ!

 ▼安田(初回に同点中前適時打)2アウトになっていましたし、何とかランナーを還そうと、山口のカバーをできるようにと思って打席に入りました。タイムリーになって良かったです。

 ▼山口(3回に8号2ラン)1打席目のチャンスの場面で三振してしまったので、ホームランという形でばん回できて良かったです。

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