立命大の1年生左腕・有馬伽久が初先発で6回2失点、ドラ1の先輩・桜井俊貴や東克樹より早い先発デビュー

[ 2023年5月14日 18:58 ]

関西学生野球春季リーグ第7節・2回戦   立命大3―2関学大 ( 2023年5月14日    南港中央 )

<立命大・関学大>4回、雨の中、力投する立命大・有馬伽久(撮影・須田 麻祐子)
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 立命大は1年生左腕の有馬伽久がリーグ戦初先発し、6回2失点と試合をつくった。2―0の6回に2点を失ったため自身に勝敗こそつかなかったが、小雨の降り続く悪条件下で3度の併殺打を奪う投球術を見せ「低めに集められたので、うまくゴロを打たせられた。野手の方がしっかり守ってくれたおかげ」と感謝した。

 今節はエース右腕の谷脇弘起(4年)と長屋竣大(3年)がベンチ入りメンバーから外れた。逆転優勝が懸かる最終節の同大戦を見据えて、後藤昇監督があえて下した決断だった。指揮官は抜てきに応えた有馬について「プレートさばきがいいし、マウンド度胸もある。経験させようと思わせる素材を持っているピッチャー。(6回2失点は)上出来だと思います」と称えた。

 有馬はすでにリーグ戦5試合に登板。立命大で1年春の登板自体が、ドラフト1位でプロ入りした桜井俊貴(15年巨人1位)や東克樹(17年DeNA1位)もなし得なかった快挙だ。桜井も東も初先発は1年秋だっただけに、有馬への期待の大きさがうかがい知れる。

 愛工大名電から立命大という球歴は、憧れの存在と口にするDeNA・東と同じ。東のように大学の4年間で成長して、ドラフト1位でプロ入りすることを目標にしている。今後の目標を問われた大物ルーキーは「東さんが残した記録を一つずつ、全部抜いて行きたい」と力強かった。

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