球団発案、大谷翔平も賛同の兜は33万円! 製造の甲冑工房には早くも注文電話、スタッフも驚き

[ 2023年4月8日 13:41 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―4ブルージェイズ ( 2023年4月7日    アナハイム )

<エンゼルス・ブルージェイズ>初回、先制2ランを放ち兜を被せられるトラウト(撮影・会津 智海)
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 エンゼルス・トラウトが初回に先制2ランを放った。昨季は本塁打を放った打者にカウボーイハットをかぶせていたが、今季はこれまでNBA昨季王者・ウォリアーズのロゴ入り麦わら帽子。本拠開幕戦のこの日、ベンチに用意されていたのは日本の家庭で端午の節句に飾られる「兜(カブト)」だった。

 球団関係者によると、兜をかぶせる案はクオリティ・コントロール・コーチのティム・バス氏を中心に球団が発案。大谷の承諾を得た上で水原通訳と甲冑などの販売を手がける小売店がやり取りし、中央に獅子があしらわれた兜は海を渡ったという。

 製造したのは甲冑工房丸武産業(本社:鹿児島県薩摩川内市)で兜や胴や小手など一式では77万円(税込み)だが、兜のみは33万円(同)。同社のスタッフはスポニチの電話取材に応じ、「有名武将の甲冑がモチーフではなく、オリジナルの甲冑です」と説明する。

 トラウト弾での兜セレブレーションで一気に注目が急上昇し、丸武産業には男性から「兜を購入したい」と電話もあった。「驚いています。我々も大興奮です」と同スタッフ。受注生産だが、現在は節句シーズンも近いため、製作には数か月かかるという。

 大谷は4打数2安打で今季2度目のマルチ安打をマークしたが、チームは逆転負けを喫して本拠地開幕戦を白星で飾れなかった。

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