高橋慶彦氏が「神様」と称する伝説の選手 「球より速く走る方法があるんです」

[ 2023年2月16日 12:10 ]

大阪球場での1979年球宴で福本豊氏(右)と談笑する高橋慶彦氏
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 通算1065盗塁を達成するなど数々の記録を持つ元阪急の福本豊氏(75)が、15日に更新された高橋慶彦氏(65)の公式YouTube「よしひこチャンネル」に出演し、現役時代の思い出を語り合った。

 冒頭で福本氏の印象を聞かれた高橋氏は「神様です」とキッパリ。「初めて西宮球場で守備を見た時に、エイトマンがいると思った」と、1960年代に大ヒットしたアニメで、時速3000キロで走るロボット「エイトマン(8マン)」を出して称賛し「球よりも速く走っている」とその時の驚きを表現した。

 これに福本氏は「そういう練習をしたからね」と涼しい顔で認め、「球より速く走る方法ってあるんです。みんな球見て走るけど、阪急はそういう練習をしていない。しごかれた中で勝手に覚えて、こうしたら後からボールが来るなって」と、実際に“球より速く走る”極意を振り返った。

 福本氏といえば、黄金期の阪急を支えた1番打者で、走攻守でトップだった伝説の選手。1975年の日本シリーズでは、阪急が4勝(2分け)で広島に完勝しており、当時、広島の新人だった高橋氏は球場のスタンドで見ていたと話し「みんな笑うけど、見たら分かる。ボールが後から来るんだから、本当に。ボールより速く走っている」と驚いた印象が強いという。

 引退後も様々な外野手の守備を見たという福本氏だが「この子うまいな、という選手はいないね」とポツリ。「ゴールデングラブなんか、すぐ獲れる」と、史上最多で12度も獲得した話をすると、高橋氏は「僕は獲ってないんです」と苦笑いを浮かべていた。

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