入来祐作氏「兄貴の分まで一生懸命生きようと思います」 SNS更新し、ファンに再出発の誓い

[ 2023年2月16日 10:42 ]

入来祐作氏のインスタグラム(irikiyusaku)から

 10日に交通事故のため死去した入来智さん(享年55)の弟・祐作氏(50=現オリックス投手コーチ)が16日、自身のSNSを更新。悲しみをこらえて、再出発することをファンに報告した。

 「2月10日に兄貴が亡くなりました」と始めた祐作氏は、通夜、告別式も13日までに執り行われ、「沢山の皆様に見守って頂き 無事に兄貴を送り出す事が出来ました。本当に有難うございました。兄貴が選手時代には沢山応援して頂きました。感謝しております」と感謝の意を投稿した。

 インスタグラムには、2001年のオールスター第1戦で史上初となる兄弟リレーを果たし、先発した巨人の弟・祐作氏からボールを渡されるヤクルトの兄・智さんの写真など、思い出の写真が何枚か掲載された。

 そのうえで「今の思いは時間が解決すると思って、兄貴の分まで一生懸命生きようと思います」とファンに誓い、「皆様にはより一層、プロ野球を盛り上げて頂きたいと思っております。私も少しでも力になれるよう 野球界に少しでも恩返しが出来るように、頑張りたいと思います」と呼びかけていた。

 入来智さんは、近鉄、巨人、ヤクルトなどで投手として通算35勝をマークするなど活躍。同時在籍した巨人では「入来兄弟」と話題を呼んだが、10日に交通事故で重症頭部外傷のため55歳で死去した。斎場には智さんの死を偲び、清原和博氏らの供花が並び、現役時代のユニホームや写真も飾られた。式前にはオリックス・中嶋聡監督、小林宏2軍監督などが弔問に訪れ、祐作氏は涙を流し「急なことで心の整理がついていない」などと声を震わせた。

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