八重樫幸雄さん激白 落合博満さんとのあの噂「何回も会ってるけど、触れてこない」

[ 2023年2月10日 17:56 ]

2019年、神宮での始球式に登場した八重樫幸雄氏
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 元プロ野球選手で解説者の八重樫幸雄さん(71)が9日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)にゲスト出演。“神主打法”と言われる現役時代の独特な打撃フォームの誕生秘話を明かすとともに、同じく“神主打法”で知られる元3冠王・落合博満さん(69)との秘話も明かした。

 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(48)と富澤たけし(48)、同「ナイツ」の塙宣之(44)と土屋伸之(44)が“ホスト役”を務める同番組。この日は、投手とほぼ正対するほどの極端なオープンスタンスと“神主打法”で知られ、タレントの中居正広(50)が得意とするモノマネや、ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が忙しくなると「いそがしやえがし」と頻繁にブログでつづるなど現在も語り継がれる“伝説”八重樫さんがゲストとして招かれた。

 そのなかで、当然ながら当時の打撃フォームの話に。誕生秘話を聞かれた八重樫さんは「一番の原因は、眼鏡かけるようになって」と視力の悪化が原因であると話し出した。「その時は、今(縁なし)と違ってフレームある眼鏡だったんです。(右打者で調子が)悪くなってどんどん左肩が入るじゃないですか。そしたら、左から見えないんですよ。その時に中西さんに聞いたんですよ。“こっちのボールが見にくい”と。その時に“じゃあ、ちょっと(左)肩を開いて、こういう感じにやったほうがいい”って言われて。そこからマンツーマンで中西さんに室内に早く出てやってもらって…」と“師匠”のアドバイスから、その後“代名詞”となる極端なオープンスタンスと“神主打法”が誕生したと明かした。

 現役時代に“怪童”と呼ばれたスラッガーとして数々の大記録を打ち立て、引退後は打撃コーチとしても類まれな実績を残した中西太さん(89)。八重樫さんはコンタクトレンズも試したものの、当時は今のようなソフトレンズもなく乱視が強かったこともあって合わずに断念し、眼鏡でプレーするしかなかったが、中西さんのマンツーマン指導で努力を重ねて「完成するまで2年半」でものにしたという。

 また、“神主打法”と言えばNPBで唯一となる3度の3冠王に輝いた落合さんがあまりに有名だが、先に取り入れたのは八重樫さん。当時、落合さんが八重樫さんを参考にしたのでは?という噂があったが、これについては「それがね、たまたまね、雑誌か新聞の取材をやった時に、冗談で“落合もあいつ、オレのタイミング、真似てんじゃねーか”って冗談で言ったことが広がったんです」と八重樫さん自身が噂の出どころだったことを笑顔で告白。「八重樫さんから言い出したんですか!」と大笑いの伊達が改めて確認すると、八重樫さんは「それから何回も落合と会ってるけど、実際、それに触れてこないんだよ」と楽しそうに当時を振り返っていた。

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