巨人・原監督「強打の1番打者」出てこい!「先入観はない方がいい」獲得調査中ブリンソンも候補

[ 2022年12月18日 05:30 ]

野球教室でキャッチボールをする原監督(撮影・川島 毅洋)
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 巨人・原監督が17日、「強打の1番打者」を求めた。「この数年、1番打者をつくれていない。今は1番、2番は出塁率、長打率、勝負強さがとても重要」と理想像を挙げた。

 今季の1番は吉川の89試合が最多で丸、増田陸、坂本ら9選手が務めた。1番打者の67得点はリーグワーストで、36打点は同4位。その吉川には「打点(31打点、1番では21打点)が少なすぎる」と注文した。獲得調査中の元ジャイアンツのルイス・ブリンソンは大リーグで1番の実績もあり、「先入観はない方がいいと思いますね」と可能性は捨てず1番起用へ含みを持たせた。左膝手術からリハビリ中だが「梶谷だって黙っちゃいない」とも付け加えた。

 02年に清水隆行を1番に抜てきし、日本一を達成。その際、背番号を35から9に変更させたが、思い描いたのが元オリオールズの背番号9、ブレイディ・アンダーソンだった。96年には主に1番で50本塁打。勢いづける1番打者が理想にある。

 この日は那覇市での「ファンケルキッズベースボール」で高橋由伸氏とキャッチボールを行うなど、369人の子供たちと触れ合った。07年にはその高橋氏を1番に置くと、自己最多の35本塁打につなげたこともあった。「野球を知ってることも大事だけど、結構無責任に野球ができるポジション。攻撃性、アグレッシブにという点では1番はやりやすい」。3年ぶりV奪回への道は、攻撃的1番の確立から始まる。(川島 毅洋)

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2022年12月18日のニュース