巨人・戸郷、沢村栄治&スタルヒンに続く伝説の投手になる!G投手3人目の22歳以下最多勝へ虎斬りだ

[ 2022年9月2日 05:30 ]

巨人・戸郷
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 3連敗中の巨人は、2日から3位・阪神と今季最後の3連戦(甲子園)。中7日で先発する戸郷は「チームに勢いがつくような魂のこもったピッチングができるように」と意気込んだ。

 ここまで自己最多11勝の22歳には初タイトルの期待もかかる。勝てばリーグトップの阪神・青柳に並ぶ12勝目。巨人の投手が22歳以下で最多勝を獲得すれば戦後初の快挙となり、1リーグ時代を含めると、36年秋(19歳)、37年春(20歳)の沢村栄治、37年秋(21歳)、38年春(22歳)のスタルヒンと伝説の投手たちの名前が並ぶ。「前に飛ばさなければ失点されない」とこだわりを持つ奪三振も123個でリーグトップ。最多勝&最多奪三振の2冠獲得なら巨人では19年の山口俊以来、3年ぶりだ。

 敵地の甲子園では今季2試合に先発し、7月12日にプロ初完封をマークするなど、17回連続無失点中。「甲子園球場は好きです」と言う敵地で伝説にまた一歩近づけるか。(花里 雄太)

 ≪桑田は19歳で最優秀防御率≫巨人の最年少リーグ最多勝は1リーグ時代の36年沢村栄治で19歳。2リーグ制以降では69年に22勝した高橋一三で高卒5年目の23歳だった。最多勝のリーグ表彰は73年から。また、巨人の22歳以下のタイトルホルダーとしては87年に桑田真澄が19歳で最優秀防御率を獲得した例がある。

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