広島 2カード連続初戦は「0―7」 佐々岡監督「初回からああいう展開になったので打っていくしか」

[ 2022年5月27日 21:58 ]

交流戦   広島0-7ソフトバンク ( 2022年5月27日    ペイペイD )

<ソ・広>選手交代を告げる佐々木監督(撮影・中村 達也)
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 広島は27日のソフトバンク戦に完敗した。先のロッテ3連戦から2カード連続で初戦「0―7」の惨敗。昨季まで通算152勝205敗15分け、12球団で11位の勝率・426(12位はDeNA=勝率・410)に低迷していた苦手の交流戦は、今季も苦戦の滑り出しを強いられた。

 レイに対しては7回で散発3安打。敵失もあって唯一、二塁まで走者を進めた7回1死一、二塁では坂倉が二ゴロ併殺打に倒れ、佐々岡真司監督(54)は「球の強さがあったし、初回からああいう展開になったので打っていくしかなくなった。切り替えてやっていくしかない」と必死に前を向いた。

 レイとは昨季も対戦して8回で1得点。大瀬良の初回3失点で早々に劣勢に立たされたことも響き、朝山打撃コーチは「球持ちがいい分、直球はスピードガンよりさらに早く感じる。そう簡単ではない。でも何とか突破口をと思って、いろいろ作戦と思ったけど、点差が開いてしまって、打つだけしかなくなった」と振り返った。8回からは20年オフに広島を戦力外になり、独立・高知をへてNPBに復帰した藤井に2回を無安打に抑えられる屈辱も味わった。

 3安打は今季3度目の最少。零敗は今季4度目で、交流戦4試合で早くも2度目だ。1勝3敗はオリックスと並んで最下位の11位に甘んじる。佐々岡監督が「今年は違うんだ…と。変に意識せずリーグ戦と同じ気持ちで戦えば、選手全員が自信を持って戦えば必ず結果が出ると思う」と号令して挑んだ“鬼門”。28日は大瀬良と二枚看板を張る森下を先発に立て、指揮官は「ソフトバンクに勝てていないので、森下でしっかりと勝てるようにやっていきたい」と巻き返しを期した。

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2022年5月27日のニュース