古田敦也さん 石川&青木活躍にニッコニコ 19歳捕手・内山壮真も絶賛「松川くんだけじゃないよ、と」

[ 2022年4月24日 13:37 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0阪神 ( 2022年4月23日    神宮 )

古田敦也氏
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 元ヤクルト監督で、野球解説者の古田敦也さん(56)が24日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に生出演。前夜の阪神戦(神宮)で活躍したヤクルト・石川雅規投手(42)&青木宣親外野手(40)の姿を見てうれしそうに目尻を下げる場面があった。

 ベテラン左腕の石川は先発して6回3安打無失点と好投し、ルーキーイヤーの2002年から史上3人目の21年連続勝利となるプロ通算178勝目(178敗)をマーク。青木は4回にチーム唯一となる得点を今季1号で叩き出した。

 番組でこのニュースを取り扱った際、石川のデビュー戦でバッテリーを組んでいた古田さんは投球VTRが映るなり、無言のまま微笑みをうかべて何度もうなずく仕草。初回の1死満塁というピンチを無失点でしのいだシーンを見ながら「両コーナーにしっかりね、速い球と遅い球をいろいろ投げて、最後もインコースを突いていくんですよね。そんなに速くないんですけど、絶妙なコントロールで出し入れしていく。これが彼のピッチングですけども、点が取れそうで点をやらない。こういうところで緩い球を投げる。いい当たりを打たれて(も安打にならずに)済むんですけれども、このへんが勝負勘ですよね、ドンといくんですよね。意表を突くというか絶妙なコントロール。度胸もしっかりしてます。素晴らしい」と次々に賛辞を送った。

 青木の本塁打については「巻き込んで打ったような打ち方でね。石川が投げているってこともあるんでね」とした上で「2人(の年齢を)足したら…。この前ね、なんか佐々木と松川くんで30何歳って言ってましたけど、80いくつですからね」と10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB史上28年ぶり&史上最年少での完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手(20)と松川虎生捕手(18)バッテリーを引き合いに出して笑顔。石川とバッテリーを組んだヤクルトの内山壮真捕手(19)も親子ほど離れた23歳上の石川を好リードしただけでなく、石川降板後の7回には代走・島田の二盗を阻止するなど肩でも貢献しただけに「足のスペシャリストですよ。この選手を刺すっていうのは自信になったと思いますね」と名捕手の目線から評価し「松川くんだけじゃないよ、というね。そこも言っていいと思いますよ」と目尻を下げた。

 また、試合終了後のお立ち台では大興奮の青木が「石川じいさんのために頑張りました!」と話し、石川も「青木おじさんが打ってくれたんで僕も気合が入りました」とコメント。大きな話題となったベテラン2人のほのぼのとした掛け合いに、古田さんはあごをポリポリとかきながらこの日一番の笑顔を見せていた。

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2022年4月24日のニュース