巨人・大勢 5、6日の日本ハム戦で1軍デビューへ ビッグボス退治で開幕1軍つかむ

[ 2022年3月1日 05:30 ]

日本ハムとのオープン戦で登板予定の巨人・大勢
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 ビッグボス退治で開幕1軍をつかみ取る。巨人のドラフト1位・大勢(関西国際大)が、5、6日の日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)で1軍デビューを果たす可能性が浮上した。

 大勢は、1月27日に新型コロナの陽性判定を受けて出遅れ、復帰後はジャイアンツ球場、宮崎での3軍キャンプで練習。コンディションが上がる中で原監督が「我々も見ておきたい」と希望し、沖縄2次キャンプの最終クールで1軍に合流した。4日間で3度ブルペン入りし、力強い投球を披露した。

 期待の最速157キロ右腕に桑田投手チーフコーチも「これから調子が上がってくると思います」と安堵(あんど)。今後について「できたらシート(打撃)をやりながら、それでも状態がよければ、また試合という形で段階を追って進めていきたい」とプランを明かした。1日以降にシート打撃に登板し、プロ入り後初めて打者へ投げる予定。順調なら、週末の日本ハム戦で実戦のマウンドへ向かう青写真だ。

 現状では大勢の起用法は中継ぎになるとみられ、本人も「短いイニングでも、どんどん毎日投げられるように準備していきたい」と意気込む。沖縄キャンプ中には「もう一つ自信のある球が生まれてきたら、自分の投球の幅も広がる」と、視察に訪れた野球評論家の佐々木主浩氏を質問攻めに。日米通算381セーブを挙げた大魔神の宝刀であるフォークのコツを学んだ。

 「ファンの皆さんも自分がバッターに対してどういう球を投げるか期待していると思う」と頼もしい。新庄監督率いる日本ハムとの対戦で、多くのファンの注目を集めることは確実。相手打線には侍ジャパン常連の近藤、同学年の清宮らが名を連ねる。北の大地での投球が、開幕1軍入りへの試金石となる。(花里 雄太)

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