日本ハム・万波 「モグラ打法」から脱却「ビッグボス打法」で3安打

[ 2022年2月16日 05:30 ]

練習試合   日本ハム8―5巨人 ( 2022年2月15日    沖縄セルラースタジアム那覇 )

9回1死、三塁、万波は適時安打を打つ (撮影・西川祐介)
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 日本ハム・万波が「ビッグボス打法」で3安打と爆発した。巨人との練習試合に「2番・右翼」で先発出場し、5打数3安打1打点。初回の中前打に続き3回に右前打、9回には左前適時打と広角に打ち分け「日に日に良くなってきていると、改めて実感できた安打だったかな」と胸を張った。

 「モグラ打法」から脱却した。これまで1メートル92の体を縮めて構えていたところ、新庄監督から「どれだけ掘るのってくらいモグラ打法。低すぎるやろ」と指摘されていた。指揮官の現役時代のように背筋を伸ばして構えることで、ボール球の見極めが可能となり、対外試合は10打数4安打と効果はてきめんだ。

 積極性も好調を後押しする。新庄監督からはファーストストライクを仕留めるよう指示が出されており、万波も5打席全てファーストストライクを強振。9回1死三塁では初球の甘く入った直球を左前に運び「(狙い球ではなくても)打ちに行くことが大事」。思い切りの良さが打席で迷いをなくしている。

 「積み重ねてきたものがようやく結果になってきている」と万波は言う。4年目で初の開幕スタメンへ、新庄監督の手で掘り起こされた原石が輝く時が来た。(清藤 駿太)

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2022年2月16日のニュース