今季限りでの退任を電撃表明の矢野監督「昨季終了後に決断」「こみ上げるものがあった」

[ 2022年1月31日 18:53 ]

<阪神宜野座キャンプ>ミーティングで話す矢野監督(球団提供)
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 阪神の矢野燿大監督(53)が31日、沖縄県内の宿舎で行ったチームミーティングで、就任4年目となる今季限りで退任することを表明した。終了後のオンラインメディア対応で、自ら明かした。以下は矢野監督と一問一答。

 ――全体ミーティングでは。
 「今シーズンをもって、監督を退任しようと思っているというのを、選手に伝えた。これを伝えたからって、選手にどうしてほしいというわけではないけど。選手、後悔のない野球人生を歩んでもらいたいとか、昨日の自分を超える日々を過ごしてほしいとか、そういうことを伝えてきた中で、オレ自身が退路を決めることで、監督としての(キャンプ前の)あいさつが、“今日が最後だな”という気持ちを込めてあいさつをさせてもらった。あすの2月1日という1日も帰ってこない1日なので、“来年は監督という立場でここに来ないんだな”という気持ちを持って、自分も挑戦していきたい。それがチームのためにも、選手のためにも、申し訳ないけど自分のためになるのかな、という決断で決めたことだったので、選手にはそういう風に伝えさせてもらった」

 ――いつ決断したのか。
 「球団から続投要請をしてもらっているときに、自分の中で考えることが多かった。何が一番、チームにとって、選手にとっていいのかを考える中で、(昨年の)シーズンが終わってから、決めた」

 ――伝えた時の選手の表情は?
 「んー、どうなのかな。オレも気持ちが入って話をしていたし、みんなもマスクをしているので、全員の表情は分からなかった。オレもこみ上げてくるものがあったし。でも、スタートなんでね。何も後ろを向いてやるためにそんなことを言ったわけではないし」

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