二松学舎大付 関東・東京ラスト6枠目で滑り込み歓喜!昨年V東海大相模の再現「日本一」狙う

[ 2022年1月29日 05:30 ]

センバツ出場32校決定

センバツ出場が決まり喜ぶ二松学舎大付ナイン(撮影・西川祐介)
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 「シャーーー!」。教室で吉報を聞いた二松学舎大付ナインは、感情を抑えられなかった。関東・東京6枠目に滑り込み、小林幸男主将(2年)は「ドキドキしながら待っていた。勝ちにこだわる執念は、ハマったときにはどこにも負けない。目標は日本一」と表情を引き締めた。

 昨秋の東京大会決勝。9回2死まで国学院久我山を3―1とリードしていた。あと1人の場面で、エース・布施東海(2年)が逆転サヨナラ打を浴びた。左腕は「勝ち切れる投手を目指してやってきた。(決勝の映像は)自分を奮い立たせるために見たりした」と振り返る。タイヤ押し、ポール間ダッシュ、スクワットなどのトレーニングで体重は2キロ増の76キロに。昨年のドラフトでロッテから4位指名を受けた秋山とともに厳しい練習をこなし「あそこで抑えきれないと。頑張れよ」と声を掛けられた。

 東京勢の2校選出は5年ぶり。同校のエースとして82年センバツで準優勝に導いた市原勝人監督は「6番目はギリギリまで分からなかった。選手には、“あると信じてやろう”と。苦しい日々だったと思うけど、苦しい練習をやってくれた」と胸をなで下ろした。

 昨年のセンバツでは関東・東京の6枠目で出場した東海大相模が頂点に。その東海大相模と6枠目を争い、崖っ縁からの優勝を目指す立場となった。昨夏の甲子園を経験した主砲の瀬谷大夢(2年)は「上には上がいると実感した。選んでいただいたからには日本一になって恩返しがしたい」と力を込めた。(川島 毅洋)

 ▼ロッテ・秋山(21年度卒)大会が行われることに感謝を忘れず、元気を与えられるようなプレーで、甲子園でも頑張ってください。

 ▼巨人・大江(16年度卒)どうなるかな、という話は(市原監督と)していた。うれしいですね。負けないように頑張ります。

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