新庄ビッグボス キャンプ初日2・1も電波ジャックだ!テレビ各局生中継、専用カメラも配備

[ 2022年1月19日 05:30 ]

日本ハム・新庄監督
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 2・1も電波ジャックだ!日本ハムの新庄剛志監督(49)が初めて背番号「1」のユニホーム姿を披露する沖縄キャンプ初日をテレビ各局が専用カメラなどで追い掛け、ワイドショー枠を持つ局は生中継する可能性があることが18日、分かった。監督として球界復帰し、そのキャンプが全国的に注目を集めるのは93年の巨人・長嶋茂雄監督以来、29年ぶり。今春もビッグボスが主役だ。

 プロ野球で「正月」とも呼ばれる2月1日のキャンプイン。12球団でも、やはり新庄監督の注目度は群を抜きそうだ。日本ハムでの現役時代に背負った背番号「1」のユニホーム姿はキャンプ初日にお披露目の予定。その瞬間をテレビ各局が中継する可能性が出てきた。

 この日、チームの全主催試合を生中継するCS放送「GAORA」は連日生中継するキャンプ中継の中で新庄監督の一挙手一投足を追い掛ける「BIGBOSSカメラ」の導入を発表。指揮官はキャンプ初日を1軍の名護ではなく、2軍の国頭(くにがみ)で迎えることを宣言しており、同局関係者は「監督が視察する国頭の中継も手厚くすることになる。精力的に動き回る新庄監督をいつでもお届けできる体制を整えます」と明かす。

 また、在京テレビ局関係者が「確実に新庄監督専用のカメラは用意する」(スポーツ局担当)、「大物キャスターの投入や密着取材なども検討している」(ワイドショー担当)などと語るようにコロナの状況次第とはいえ、民放各局が新庄監督の動きを最優先で追う方針。キャンプの練習と情報番組の時間帯が重なれば、各局が生中継する可能性もあり、昨年11月4日の監督就任会見同様に新庄監督が電波ジャックする可能性は十分にある。

 選手ではなく、監督がここまで注目を集めるのは巨人・長嶋茂雄終身名誉監督以来。第2次政権1年目だった93年は新背番号「33」の披露や注目新人の松井秀喜が入団した効果もあり、宮崎のキャンプ地に多くの報道陣やファンを集めた。現役時代に背負った永久欠番の背番号「3」を再びつけた00年は、お披露目となった2月12日に実に5万5000人のファンが集結。今回はコロナ下で仮に有観客でも入場制限が設けられる可能性はあるが、新庄監督の注目度はミスターに匹敵する。

 ビッグボスは「1年目の新庄剛志はどんな動きをするんだろうという楽しみを、させたいし、してもらいたい」と語っている。「新庄劇場」の幕開けとなる春季キャンプ。明るい話題が、リアルタイムでお茶の間に届くことになりそうだ。(東尾 洋樹)

 ≪就任会見以来≫新庄監督の就任後で最初の電波ジャックは昨年11月4日の監督就任会見だ。TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」が生中継すると、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」とフジテレビ系「バイキングMORE」も数分遅れで録画放送。球団公式YouTubeチャンネルなどでも生配信されて大きな注目を集めた。その後に視察した昨秋キャンプでも動向が各局のスポーツニュースや情報番組などで大々的に報じられ、野球ファン以外にも強烈なインパクトを残した。

 ▽巨人キャンプの長嶋フィーバー 長嶋茂雄監督の第1次政権のキャンプ初日は75年2月1日。雨中のスタートだった。13年ぶりに復帰した93年は新人で松井秀喜の加入もあって大フィーバーに。2月1日は59社266人の報道陣に約3000人のファンが集結。キャンプ初の日曜日だった同7日に2万2000人、14日は3万5000人が集まり、ミスターはマイクを手に取り「来るべきシーズンにおきましても“善戦善闘”を尽くします」などと2分20秒、あいさつした。00年2月12日には、現役時代と同じ背番号「3」のユニホーム姿を26年ぶりに披露。同日は巨人キャンプ最多の5万5000人のファンが集まった。

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