ロッテ・ドラ3広畑が朗希に「あいみょん大作戦」敢行へ 弾き語りで交流して160キロ秘けつ聞き出す

[ 2022年1月15日 05:30 ]

佐々木朗のキャッチボールに熱視線を送るルーキーたち(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 最速154キロを誇るロッテのドラフト3位・広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が「あいみょん大作戦」で佐々木朗から160キロを出す秘けつを聞き出す意向を告白。「(選手寮で)今晩にでも聞きに行こうかな…」と4歳年下ながらプロでは先輩の怪物右腕との初対話を思い描いた。

 14日は新人合同自主トレ第2クール初日。ロッテ浦和球場でメニューをこなしていると帰省していた岩手から戻ってきた佐々木朗が登場した。大船渡時代に163キロを計測し、2年目ながら昨季終盤にローテーションにも定着した右腕。種市とのキャッチボールも目の当たりにし「いい球で、僕らと全然違う。(テレビより)グラウンドで見たら“うわっ、でかいな”と思った」と目を輝かせる。

 ただ、感心ばかりしていられない。入団が決まってから「佐々木朗希君にどうやったら160キロを投げられるのか聞きたい」と宣言してきた右腕は秘策を温めている。鍵を握るのは大学時代から始めたギターだ。入寮時には人気シンガー・ソングライター・あいみょんの代表曲「マリーゴールド」の弾き語りを報道陣に披露。佐々木朗は大のあいみょん好きであることもリサーチ済みで「ギターを弾きながら(部屋に)行こうかな。向こうが歌うかは分からないけど僕は歌います」と言う。

 「コーヒースペシャリスト」の資格も持っており、持参した6種類のコーヒー豆から好みの一杯もごちそうする意向。さいたま市内の選手寮でギター音に合わせて「麦わらの~♪」と、2人のハーモニーが響くようならば、「160キロコンビ誕生」の夢も広がる。(横市 勇)

 ◇広畑 敦也(ひろはた・あつや)1997年(平9)12月3日生まれ、岡山県倉敷市出身の24歳。屋島小3年から「屋島源平ウイングス」で捕手として軟式野球を始め、京山中で投手転向。玉野光南から帝京大を経て三菱自動車倉敷オーシャンズで20年都市対抗に出場。最速154キロを計測し若獅子賞に輝いた。21年ドラフト3位でロッテ入団。趣味はギター、カフェ巡りで好きな言葉は「敬天愛人」。

 ▽佐々木朗とあいみょん 大船渡時代から「あいみょんが好き。アルバムとかをよく聴く」と公言。同郷の幼なじみから教わり、曲を流しながら練習も行った。実戦デビューとなった昨年3月12日の中日とのオープン戦(ZOZOマリン)では登場曲「今夜このまま」を初披露。同曲はあいみょんのメジャーシングル6枚目で、選曲について「ずっとあれしかないと思っていたので。(勇気づけるとか)そういう系の曲じゃないんですけど、僕は勇気づけられちゃいました」と説明していた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年1月15日のニュース