阪神・中野「本当に憧れの存在」鳥谷ロード歩む!「自分もショートを守り抜きたい」

[ 2021年12月18日 05:30 ]

西宮浜義務教育学校を訪問し生徒たちの前でティー打撃の見本を見せガッツポーズする阪神・中野(右から2人目)(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 鳥谷ロード歩む!阪神・中野拓夢内野手(25)が西宮市の西宮浜義務教育学校を「ゲストティーチャー」として訪問。約250人の生徒を前に、先生役を務めた。

 「(今季限りで現役引退となり)一番は悲しいというか、そういう気持ちはあったんですけど。18年ですか。本当に憧れの存在でもあったので。自分もタイガースのショートを守り抜きたいと思っているので、憧れの選手になれるようやっていきたい」

 球団が18年から続けている小学校の体育授業支援事業の一環。質問コーナーで尊敬する人物を問われると、間髪入れず名を挙げたのが鳥谷だった。入団2年目から遊撃の定位置を獲得。遊撃ではNPBの歴代1位となる667試合連続フルイニング出場や、2000安打など文字通り「君臨」し続けた。

 同じようなサクセスストーリーを描くためには、2年目の来季が勝負となる。今季の交流戦で初対面した際には、そのオーラに圧倒されたという。「本当に雰囲気が違った」。実績が何よりモノをいう世界。盗塁王のタイトルに加え、セ・リーグの新人特別賞を受賞するなど上々の船出となったが「自分も雰囲気を変えられるような選手になりたい」と満足することはない。

 初の先生役を務め終えると、多くの児童から写真撮影をせがまれた。「少しでも野球をやってくれる子が増えたら自分もうれしいので、勇気や希望を与えたい」。今後も社会貢献活動を積極的に行っていく構え。背番号51はレジェンドの背中を追い、そして追い越していくことを誓った。(石崎 祥平)

続きを表示

2021年12月18日のニュース