ソフトBドラ4のNTT西日本・野村「冷静に」サヨナラ打

[ 2021年11月29日 05:30 ]

第92回都市対抗野球1回戦   NTT西日本2―1エイジェック ( 2021年11月28日    東京D )

<NTT西日本・エイジェック>9回2死満塁、サヨナラ適時打を放ち、笑顔でガッツポーズするNTT西日本・野村(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 1点を追う9回。NTT西日本は平良の左前適時打で同点とし、さらに1死満塁の好機を迎えて4番・野村に打席が回った。「熱くなる場面でしたけど(大原周作)監督から“落ち着いて、冷静に”と(言われた)。自分を信じていった」。初球の浮いたチェンジアップを左前へ。拓大時代以来のサヨナラ打に右手を突き上げた。

 ソフトバンクからドラフト4位指名された主砲の、プロ入り前最後の大会。東京ガスの補強選手で出場する弟の工(たくみ)の存在も刺激になっており「2人そろって出られるのは最初で最後。いい思い出にできたら」と共闘を誓う。

 大原監督は「今年で我が社を退社してプロの世界に飛び込むので、本人が一番決めたかったと思う」と喜んだ。65年以来56年ぶりの頂点へ、最高のスタートを切った。(川島 毅洋)

続きを表示

2021年11月29日のニュース