ソフトバンク・工藤監督 残り5試合逆転CSへ“元気トリオ”甲斐&栗原&ギータに期待

[ 2021年10月18日 05:30 ]

<ロ・ソ24>試合は雨で中止となり室内練習場に向かう工藤監督(撮影・長久保 豊)
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 今季も残り5試合。17日のロッテ戦(ZOZOマリン)が雨天中止となったソフトバンクは、19日にペイペイドームで再戦となる。工藤監督は恵みの雨と捉えた。「明日、全体(練習)は休み。試合数は少ないが、明後日から元気いっぱいできる」とにやり。中でも東京五輪にも出場した甲斐、栗原、柳田の全試合出場トリオに打撃面での期待を寄せた。

 15安打10得点で快勝した16日ロッテ戦。甲斐は4月以来3度目、後半戦初の猛打賞をマークした。それでも「責任を受け止めないと。現状の悔しさをバネにするだけ」と低迷の責任を一身に背負い込んだ。栗原は19号ソロを含む4打点。45試合ぶりの3安打に「何かしら貢献したいしチームが勝てる1本を打ちたい」と気持ちを新たにした。柳田は10月初弾となる28号3ラン。指揮官は3人の上昇気配を感じ取っている。それだけに、さらに注文を加えた。

 「甲斐は打ってくれることですね。タイミングをつかんだのか力んでいる感じはなかった。栗原くんは欲を言えば柳田と張るくらいになってほしい。ギータは(打線を)引っ張っていってほしい」

 エース千賀がスライド登板する本拠地でのロッテ戦で援護に期待した。

 「僕らは可能性がある限り、最後まで全力を尽くします。例え、順位が決まっても、変な姿は見せられない」。かすかに残るCS進出の可能性。ファンのためにも、狙うは5連勝フィニッシュだ。(井上 満夫)

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2021年10月18日のニュース