日本ハム・上沢 自己新12勝「僕の勝ち負けはどうでも良かったけど、しれっとキャリアハイになりました」

[ 2021年10月18日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―3オリックス ( 2021年10月17日    札幌D )

<日・オ>力投する上沢(撮影・光山 貴大)
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 日本ハム・上沢が引退登板の斎藤にリードしてバトンを渡す6回3失点の投球で、18年を上回る自己新の12勝目を挙げた。「正直、僕の勝ち負けはどうでも良かったけど、しれっとキャリアハイになりました」と笑った。

 斎藤からは「投げて、勝ちが消えちゃったらごめんね」と言われていた。「全然気にしないでください」と返してマウンドに向かうと、「らしくない」という5連続奪三振で立ち上がった。「できるだけ長い回を投げて、斎藤さんに余裕のある展開で回したいと思った」とエンジン全開。結果的に1点差のタフな継投となり「すいません」と頭を下げた。

 斎藤の7球はしっかりと目に焼き付けた。「フルカウントからフォークを投げるのは勝負にいっての選択肢。本気で抑えにいっているのを見られて、感動した」。セレモニーであいさつする姿にも「自分の思いを言葉にするのが上手だと思ったし、絵になるな、かっこいいなと自然と見入った」と口にした。

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2021年10月18日のニュース