阪神・大山 これぞ4番!先制V打&豪快5号3ラン!矢野監督絶賛「申し分ない」

[ 2021年4月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6ー2中日 ( 2021年4月29日    バンテリンD )

<中・神>3回1死一、二塁、大山は左越えに3ランを放つ(投手・福谷)(撮影・坂田 高浩)
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 たまっていた名古屋での鬱憤(うっぷん)を一気に晴らした。阪神・大山が先制打に豪快な5号3ランで今季自身最多の4打点。これぞ4番の働きで「鬼門」突破に大きく貢献した。

 「先取点というところで打点をあげることが仕事。自分の中でどんどん振ることを意識して、結果的にタイムリーになって良かった。チームに勢いを与えるためにも先に点を取りたかった」

 初回2死三塁、福谷の高めにきた初球スライダーを逃すことなく遊撃左を抜く左前打。自身得点圏では9打席ぶり安打で今季中日戦初打点を記録。チームにとっては29イニングぶりの適時打でタイムリー欠乏症の呪縛を解いた。

 3回1死一、二塁ではカウント1―1から内角ツーシームを完璧に仕留め左翼席中段へ23日DeNA戦以来5試合、21打席ぶりの一発。連敗となった27、28日の同戦はともに1得点と打線が振るわず、投手陣を助けることができなかった。嫌な流れを断ち切ろうと、積極的に振ることを心がけたことが、結果に結び付いた。

 「甘く来た球をしっかり仕留めることができた。(糸原、マルテが)チャンスをつくってくれた。そこで打点が取れて良かった。点数を取れていなかったので、一気に3点取れたのは大きかった」

 6回には先頭で中前打を放ち今季4度目の3安打も記録。矢野監督から「タイムリーに3ランで申し分ない」と称えられ、打点23はチームトップに立ちリーグトップの巨人・岡本和に1差に迫った。

 今季のデーゲームは10戦全勝。この日から始まったゴールデンウイークを白星発進した。5月5日までの黄金週間は残り5試合で4試合がデーゲーム。不敗神話を継続して白星を量産し、再度の首位固めを狙う。

 《リーグ単独最多の勝利打点》大山(神)が初回に決勝の左前適時打。走者得点圏の打席では4月18日ヤクルト戦3回(右安打)以来、9打席(7打数)ぶりの安打となった。勝利打点6度は、並んでいた菊池涼(広)を上回りリーグ単独最多。大山の勝利打点の内訳を見ると

 月日 相手 回 結 果
☆327 ヤ 1 右犠飛
☆410 D  4 中 安
☆411 D  1 遊ゴ失
 415 広 1 左 本
☆418 ヤ 1 右犠飛
☆429 中 1 左 安
(☆はデーゲーム)

チームのデーゲーム10連勝に多く貢献している。

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2021年4月30日のニュース