東播磨・原主将「先生の記録塗り替えたい」目指すは福村監督率いた11年春・加古川北の8強超え

[ 2021年2月24日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会 ( 2021年2月23日 )

<選抜抽選会>ガッツポーズで初戦突破を誓う東播磨高校野球部・原正宗主将(撮影・後藤 正志)
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 強豪ぞろいの山を勢いで駆け上がる。東播磨の主将・原正宗(2年)は、11年春に加古川北で8強に進出した福村順一監督(48)を横目に「僕たちの代で先生の記録を塗り替えたい」と力強く4強を目標に掲げた。

 初戦の相手は3年連続出場の明豊に決定。「総合力ある選手が多い。自分たちの野球を貫きたい」。持ち味は昨秋公式戦10試合で24盗塁の機動力と5失策の堅い守備。強豪に競り勝てば、昨秋近畿大会で敗れた市和歌山との再戦も見えてくる。1―2と惜敗したが、最速152キロを誇る小園を追い詰め、冬の間は再戦を目標に練習に励んできた。「勝負できた自信を持って、明豊さんとやりたい」と力を込めた。

 緊急事態宣言を受け、練習は平日2時間、休日3時間に制限。兵庫県の方針もあり、宣言解除後も3月7日までは練習試合ができない可能性がある。日本高野連は対外試合の解禁を3月6日に設定しているが、現状では6、7日に試合が行えるか未定。「大会をさせてもらえるだけで、ありがたい」と指揮官。練習環境など、これまでも数々の逆境をはねのけており、そんなことでは動じない。

 21世紀枠校が一般枠の相手に勝利すれば、15年の松山東(二松学舎大付に5―4)以来となる。困難を乗り越え、歴史に挑む戦いが始まる。(桜井 克也)

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