日本ハム・王柏融 1軍キャンプ合流 台湾時代のフォームで「スムーズに振れた」

[ 2021年2月15日 05:30 ]

チームに合流した王柏融(撮影・高橋茂夫)
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 3年契約最終年となる王柏融(ワン・ボーロン)が、来日後2週間の隔離期間を終えて1軍キャンプに合流した。「やっとチームに合流できた。外の空気を吸えるようになって、いろんな練習もできたので良かった」と笑顔をのぞかせ、ブルペンでは投球練習を行う秋吉の打席に立って目慣らしも行った。

 台湾時代に2度、打率4割をマークした安打製造機だが、1年目は打率・255、2年目は打率・207と日本野球への適応に苦戦。室内練習場で行ったフリー打撃では、スタンスを肩幅よりやや広げる台湾時代のフォームでスイングを繰り返した。昨季はスタンスを狭めて失敗した経験から「打席でリラックスするために」と狙いを明かした左打者は「2週間(フリー)打撃をしていない中でスムーズに振れた」と手応えを口にしていた。

 来日後の隔離期間中は球団が借りた建物の屋上でティー打撃をするなどして調整してきたが、練習メニューも限られた。台湾では「ほぼ100%」に仕上げてきたが、今後は別メニュー調整で再び状態を上げていくことになる。食事は出前料理や自身でチャーハンを作るなどして生活。おいしかった料理には出前の「牛丼とカレー」を挙げた。

 勝負の3年目に向け「キャンプ中にしっかり準備していいシーズンにできるようにしたい」と力を込めた。(東尾 洋樹)

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2021年2月15日のニュース