日本ハム・大田 4番争いで中田に再度挑戦「そこに対する思いはある」

[ 2020年11月16日 05:30 ]

ティー打撃を行う日本ハム・大田
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 日本ハム・大田が中田に再び挑戦状を叩きつけた。千葉・鎌ケ谷での秋季練習に自主的に参加している背番号5は、昨オフに中田から4番を奪いたい考えを示していたが「そこに対する思いはある」と、改めて4番への強い思いを口にした。

 中田は今季108打点を稼いで3度目の打点王を獲得。昨季までの2番起用から今季は主に5、6番を務めた大田はチーム2位の68打点を記録したが、「中田さんの得点能力が高いところを見せつけられた。40打点も違う。まだまだ及ばない」と4番の壁を感じたという。
 中田との差は長打力と犠飛の数だ。大田は打率、得点圏打率ともに中田の・239、・290を上回り、打率はリーグ10位の・275、得点圏打率は同7位の・326をマークしたが、長打率は・407と中田の・491に及ばなかった。犠飛は中田がリーグ最多9犠飛に対し、大田はゼロ。大田は得点圏で長打を打てるかどうかが打点量産の鍵と分析し「自分の長所をしっかり出した上で長打率や本塁打数の数字が残れば。二塁打、三塁打、本塁打の数を一つでも増やせれば得点能力が上がる」と話した。

 中田から学んだこともある。「中田さんは小さくならない。どんな場面でもしっかりスイングしている。だからチャンスでも本塁打が出るし、走者一塁でも長打が出て1点入る。そこが打点の数につながっている」。大田は状況によって進塁打を打つ意識を高めたりしており、「それはそれで必要」としつつも、どんな状況でも強いスイングを心掛けていきたい考えだ。

 中田も4番の座を争うチーム状況になることが、チーム力の底上げになると指摘している。大田が不動の4番を脅かす存在となればチームの得点能力も上がるはずだ。(東尾 洋樹)

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2020年11月16日のニュース