大阪市大エース・塘本、福永がプロ志望届提出 最速146キロ腕に50メートル5秒8の俊足

[ 2020年9月11日 20:12 ]

2020秋季近畿学生野球リーグ戦第2節   大阪市大2―1神戸大 ( 2020年9月11日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

プロ志望届を提出した大阪市立大の塘本武司(左)、福永聖
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 リーグ連覇を狙う大阪市大のエース・塘本(とももと)武司投手(4年=八尾)と福永聖(さとし)外野手(4年=彦根東)がプロ志望届を提出したことを明かした。1失点完投で勝利に貢献した塘本は「今しかできないことに挑戦したい」と力を込め「1番右翼」でフル出場し、4打数1安打だった福永は「2回生くらいから目指したいと思っていた」と笑顔で話した。

 ともに独特な経歴を持つ。右腕は高校から1浪して入学。浪人時代は本格的な練習もできず、大学野球も「普通にやろうかな…くらい」だったが、入学直後に辻盛英一監督(44)がミーティングで発した言葉で一念発起した。

 「やるからにはプロを目指せ」

 ブランクを埋めるために地道なトレーニングを重ね、直球の最速は高校時代から10キロ以上アップの146キロ。1メートル83、82キロの立派な体も作り上げ「若い頃しか目指せない」とプロを意識するようになった。

 50メートル5秒8の俊足を誇る福永は小学3年までを米国アリゾナ州で過ごした帰国子女。英語も日常会話では困ることがなく、工学部都市学科で交通基盤や導線などを専門に学ぶ。プロ野球選手誕生となれば、大阪市大史上初。大学の新たな歴史を作るか、注目される。

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2020年9月11日のニュース