阪南大 自粛乗り越え、最高のスタート 垣下監督「優勝を目指してやる」

[ 2020年9月11日 12:21 ]

2020秋季近畿学生野球リーグ戦 第2節   阪南大11―1大阪府大 ( 2020年9月11日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

勝利を収め、ベンチ前に整列する阪南大ナイン
Photo By スポニチ

 手探り状態の中、最高のスタートを切った。阪南大は7月に他部で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことを受け、今月4日まで全体練習を自粛。同5日からの第1節を棄権し、この日の第2節からリーグ戦に参加した。

 序盤から打線が機能した。初回1死三塁、3番・植上元寛内野手(3年=創造学園)の右前打で先制すると、3―1の3回に一挙5点を挙げて、試合の流れを決定的なものとした。相手のミスを見逃さず、機動力も絡めて着々と加点。垣下真吾監督(28)は「選手達は自粛期間にしっかりと準備してくれた。いい形で初戦に入れた」と振り返った。

 7月21日から9月4日まで全体練習を自粛。わずか6日間の準備期間でリーグ戦に臨んだ。活動人数、時間が限定されているため、実戦を行うことはできず。第1節から参加する選択肢もあったが指揮官は「選手のケガが心配。4年生に最後までやり切って欲しい」と考え、断腸の思いで棄権を選択した。菅野友哉主将(4年=日高高中津分校)は「やれることをやる思いで試合に臨んだ」と言う。できる限りの力を尽くし、結果を出した。

 第1節は不戦敗となるため、優勝はかなり厳しい状況だが、監督は「可能性がある以上、優勝を目指してやる」と力強く話し、主将も「割り切って、全部勝ち、勝ち点4を取る気持ち」と前を向く。一丸で逆転優勝を狙う。

続きを表示

2020年9月11日のニュース