松坂世代の絆、藤川引退表明に「球児が復帰しようとリハビリしている段階でコメントは控えさせてください」

[ 2020年8月31日 19:47 ]

2009年3月、第2回WBCで優勝し、祝勝会でシャンパンをかける藤川(奥)。右は松坂
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 阪神は31日、藤川球児投手(40)から今季限りでの現役引退の申し入れがあり、了承したことを発表した。

 現役の松坂世代は現時点で藤川含め5人。西武・松坂は「球児が今シーズン中に復帰しようとリハビリしている段階でコメントするのは控えさせてください」としてねぎらいのコメントを控えた。ソフトバンクの和田も「1軍復帰を目指して頑張っているということで、今は引退についてのコメントは控えさせていただきます。残りのシーズン、球児と一緒に頑張ろうという思いです」とした。最後の瞬間まで藤川が1軍マウンドに立つ努力を見守る。

 松坂は今年1月も藤川と沖縄で自主トレを行った。「いつも球児から刺激をもらっている」。18年2月。中日入団時に初めて沖縄でキャンプを経験する松坂に「ゆっくり食事ができる料理店」リストを教えたのも藤川だった。グラウンド内外で松坂世代の中心に藤川はいた。

 楽天で1軍打撃コーチを兼任する渡辺直は「分かっていても打てない直球を見ることができなくなるのは寂しい。球児には尊敬の思いしかない」とし、久保も「突然のことで言葉が出てこない。個人的にはまだやれると思うけど、本人が決めたことなので。“お疲れさま”と言いたい」とコメントした。

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