大谷 1回2/3を無安打5四球2失点で初勝利ならず チームは延長11回逆転負け

[ 2020年8月3日 09:50 ]

ア・リーグ   エンゼルス4―3アストロズ ( 2020年8月2日    アナハイム )

2回、スプリンガーにも押し出し四球を与える大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(26)が2日(日本時間3日)、今季2度目の登板となった本拠地でのアストロズ戦に先発。1回2/3、50球を投げ、打者10人に対し無安打3三振ながら5四球、2失点で降板し、勝敗付かず。18年5月20日のレイズ戦以来、805日ぶりの勝利を狙ったが、またお預け。チームは延長11回、チームは延長11回、5―6で逆転負けした。

 この日は先頭のスプリンガーへ初球ほぼど真ん中へ153キロのストレートを投げ込むと、1ボールの後、154キロのストレート、141キロのスプリットで2球続けて空振りさせ、三振で“待望の”アウトを取った。続くアルトゥーベはバントの構えで捕邪飛、ブレグマンは初球を右飛に打ち取り、3人で初回を終えた。

 しかし、2回は最速156キロを出したものの、3者連続四球を出し無死満塁のピンチに。続くタッカーは空振り三振、メイフィールドは見逃しの三振に仕留めたが、ガルノーに押し出しの四球、さらにスプリンガーにも押し出しの四球を出したところで、交代が告げられた。スプリンガーへのストレートは140キロ台にスピードが落ちていた。

 右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から投手復帰した7月26日(同27日)の前回登板、敵地でのアスレチックス戦では1死も取れずわずか30球、自己ワースト5失点で降板しただけに、1日(同2日)の会見では「1アウト取りたいですね」と笑顔で話していた。

 チームは2点ビハインドで迎えた3回、2死満塁からプホルスが今季2号となる満塁弾を放ち、逆転。その後、7回のブレグマンの2号ソロ、9回のレディックの適時中前打で同点とされ、4―4でタイブレーク方式の延長戦に突入した。

 延長10回に両チーム1点を取り、5―5で迎えた延長11回、1死二塁からブレグマンの中前打で再びリードを奪われ、そのまま終了した。

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