西武・平井 登板試合数のグラブを寄贈へ「気迫の投球を魅せます!」

[ 2020年8月3日 10:56 ]

グラブ寄贈の新たな社会貢献活動を開始した西武・平井(球団提供)
Photo By 提供写真

 西武は3日、昨季リーグ記録の81試合に登板した平井克典投手が、社会貢献活動として今季登板試合数分のグラブを、日本未来スポーツ振興協会(代表理事・小川健太)に寄贈する活動を開始すると発表した。

 同協会は、家庭環境や経済的な理由などでスポーツに取り組むことができない家庭や子どもたちに、グラブやバットなどの野球用具を無償で貸し出したり、部員数の減少により継続が困難なスポーツチーム・団体に対して、部員増のための支援活動を行う組織。

 今季チームは36試合を消化し、平井は現時点で18試合に登板している。

 ▼平井克典 内海さんや増田さんが社会貢献活動に取り組む姿を近くで見ていて、自分にも何かできないかと考えていました。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、なかなか思うままに野球ができなくなった子どもたちが多いと思います。自分としても4月から5月にかけて、チーム全体での練習が出来ない日が続いて、不安な時間を過ごしました。子どもの頃、学校の休み時間や放課後も外で友だちと野球をしたり、とにかく走り回って遊ぶ活発な子どもだったので、今の子どもたちがなかなか野球が出来ずに我慢する日々が今もなお続いてると思うと胸が苦しいです。3か月遅れたものの、プロ野球は開幕しました。改めてこの環境が当たり前ではないんだなと感じ、野球を通じて自分に何かできないかを考えて今回、野球振興や子どもの支援につながる社会貢献活動を始めることにしました。僕の投球を見て、野球をより一層がんばろう!とか、野球に少しでも興味をもってくれる子どもたちがひとりでも増えたらうれしいです。今後も、1試合でも多くマウンドにあがり気迫の投球を魅せます!

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2020年8月3日のニュース