巨人・畠が危険球で退場 味方打線逆転、2年ぶり白星の勝利投手権利目前で無念の降板

[ 2020年7月31日 19:39 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2020年7月31日    東京D )

<巨・広>5回1死、頭部への死球を受ける会沢(投手・畠)(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 巨人の4年目右腕・畠世周投手(26)が広島戦(東京D)で今季初登板初先発。勝利投手の権利を得る目前の5回に危険球退場となり、2018年10月9日の阪神戦以来2年ぶり白星を逃した。畠が危険球退場になるのは2017年9月30日の阪神戦以来2度目。セ・リーグでは今季初、両リーグ通じて3人目の危険球退場となった。

 近大から2016年ドラフト2位で巨人入りした畠はルーキーイヤーの2017年に6勝を挙げたが、開幕ローテーション入りした昨季は不調が続き、7月には右肘を手術してプロ3年目で初めて未勝利に終わった。右肩の故障で出遅れた今季はこの日が初登板初先発。初回から3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球で飛ばし、2年ぶりの勝利へ最高のスタートを切ったはずだった。

 4回、先頭の西川に先制弾を許したが、味方打線はその裏、亀井と丸の適時打で2点を取って逆転。畠は5回を投げ切れば勝利投手の権利を得るところだった。だが、1死から会沢に投げた2球目が頭部死球となり、危険球で退場。あと2死というところで、2年ぶり勝利を逃した。なお、緊急登板した鍵谷がこの回を無失点に抑えており、会沢も治療を受けた後で走者に戻ってプレーを続けている。

 畠の投球内容は4回1/3で打者15人に対して52球を投げ、1安打1失点。3三振を奪い、1死球だった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月31日のニュース