4.24プロ野球開幕ピンチ!選手から初の感染 球界内でのさらなる感染拡大も

[ 2020年3月27日 05:30 ]

プロ野球の斉藤惇コミッショナー
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 果たして球音は予定通り響くのか…。プロ野球の斉藤惇コミッショナー(80)が4・24開幕を目指すと宣言してからわずか3日。ついに選手から感染者が出た。

 この日、阪神は藤浪がPCR検査を受けることが決まり、同僚の他2選手も同様の症状を訴えていると公表。それを受けて日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「濃厚接触者の抽出、確認という作業になる。地域アドバイザーの先生に助言をもらい作業していく」と新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チームからの提言に沿って対処する方針を示していた。そして、夜になって3選手に陽性反応が出たことが判明。球界内でのさらなる感染拡大の懸念も高まってきた。

 この2日間、東京都では新たな感染者が連日40人以上出るなど首都圏の状況も深刻だ。東京都、神奈川県などが今週末の不要不急の外出自粛を要請。首都圏には5球団が本拠を構える。今後、首都封鎖の緊急事態にも発展すれば開幕日への影響も避けられない。

 東京五輪が延期され約3週間の中断期間を公式戦に使えるため、5月以降に開幕がずれ込んだ場合でも全日程を消化できる可能性はある。斉藤コミッショナーは23日に「今の状況、あるいはそれが改善するという前提で24日を決めた」と話した。ところが、コロナ禍は終息に向かうどころか、最悪の結果に。4・24開幕は厳しい情勢となってきた。

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2020年3月27日のニュース