巨人・岡本、連勝弾で開幕準備OK!本番確定しない日々も集中3安打「一日一日やれることを」

[ 2020年3月23日 05:30 ]

練習試合   巨人8―1DeNA ( 2020年3月22日    東京D )

<巨・D>4番が3安打の大暴れ!!2回無死、左越えソロを放つ岡本(撮影・島崎忠彦)
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 無観客の東京ドームに強烈な打球音が響いた。2回。巨人・岡本がピープルズの外角直球を強振した。ライナーで左中間席中段に運ぶ先制ソロ。「打った感じは良かったけど、弾道も低かったですし、どうかなと。打てて良かった」と規格外のパワーを見せつけた。

 オープン戦から好調を維持する23歳は3回にも左前適時打、5回にも中越え二塁打を放ち3安打。本来なら開幕カードだったDeNAとの2連戦で7打数4安打5打点と大暴れに「イメージとの誤差が少なくいい感じで過ごせている。継続してやっていきたい」。打線も今回の2連戦で24安打16得点を奪い、オープン戦で9連敗を喫していたのはうそのように「開幕2連勝」だ。

 細かいことは気にしない。昨年12月に公私で親しいオリックス・吉田正と行ったトークショー。吉田正の印象を漢字一文字で「何も気にしないの“気”。人って多少は人の目が気になるとかあるんですけど、ずっと自然体」と表現した。これに対し「こいつに言われたくない。人前で鼻毛出しながら」と突っ込まれた。名門球団の4番は打てなければ批判にさらされるが、こんなずぶとさが強みだ。

 調整の難しい日々にも動じることはない。新型コロナウイルスの影響で現時点で開幕日は未定も「一日一日やれることをやろうと思ってやっているだけで、そこまで気にしてない。今日はこの練習をしようとか自分で考えて管理しながらやっている」と目の前のことに集中する。原監督も「今のところ非常にいい状態。迷いがあまりない」と好調を維持する主砲に目を細める。

 「インフルとかになりやすかったんで、人混みに行くときはマスクをしている。もとからケアしてました」とコロナ対策もバッチリな岡本。開幕がいつになっても、準備はできている。 (青森 正宣)

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