史上2度目のプロ野球開幕延期…11年東日本大震災以来

[ 2020年3月10日 05:30 ]

<NPB 会見>会見に臨む(左から)斉藤コミッショナー、巨人の今村球団社長(撮影・西海健太郎)
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 プロ野球は9日、臨時の12球団代表者会議を開き、20日に予定していた開幕を延期することを決めた。その直前にはJリーグと合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第2回会議を行い、専門家チームから延期を勧められた。今後は143試合の全日程消化を第一に4月中の開幕を目指しているものの、感染拡大の行方は依然、不透明。開幕が4月24日までずれ込むことも想定しているが、最悪の場合、オールスター戦やクライマックスシリーズが消滅する可能性もある。

 プロ野球の開幕が延期されるのは、東日本大震災が起こった11年以来史上2度目。同年はセ、パともに3月25日の開幕を予定していたが、両リーグとも4月12日へと変更された。

 セは延期した開幕直後の45試合と、中止が決まった4月22~24日巨人―中日3連戦を9月20日以降に追加。パは延期した44試合などを当初の移動日や予備日に組み込むとともに、9月19日以降の日程を再編成し全144試合を開催した。CSはパが10月14日、セが同15日からだったが、同29日からとし、同日が開幕予定だった日本シリーズは11月12~20日に行われた。

 なお、2リーグ制以降、最も遅く開幕したのは、73年セ、パの4月14日。今季が17日以降となった場合は最も遅い開幕となる。

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